日枝神社のおさるさん

自分が申年生まれということもあり、何かご縁を感じて何度かお参りをさせていただいていました。

ある時、転職を試みようと探していたところ、日枝神社近くの小さな会社の求人を見つけ、アポイントを取り、面接にこぎつけました。結果、採用していただけるとのこと。ただし急ぎのタメ、現在の職を直ちにやめなければならず、期限を返答する約束をしてその日は終わった。

良かった!神様がご縁をつないでくださったに違いない。「ご縁をいただきありがとうございます。」そう思った。

次の日、速攻会社も夜間口のバイトも辞め、内定先の社長にその旨の連絡を入れた。明日会社に来て、といわれ張り切って行ってみた。

「実はダメなんだよ。あの後幹部会で、無理やり辞めさせるのはいけないというこのになって。申し訳ないけど内定取り消しということでいいかな。」って、はあ⁈   唖然としてしまった。こんな事ってあるのか。無責任にもほどがある。無理やり会社もバイトも辞めてきたのに。   途方に暮れてしまった。

どうしよう。何も考えつかない。働かなくちゃいけないのに。転職を選択した自分を悔やんだ。一歩外に出ると日枝神社が見えた。何となく階段を上り、せっかくだからお参りして帰ろう、そんな気持ちになった。

手水舎で清めていると、どこからともなく声が聞こえてきた。

「そなた、そなた。何をそんなに考えておる。先を事は案ずることはない。」

へっ⁈ 誰⁈  周りを見渡したけれど話しかけてる人は見当たらず、目が合ったのが石のおさるさん。神殿に向かって手前両脇にいらっしゃる右側のおさるさん。ササっと近づいて、じっと目を見て質問してみた。「今話しかけましたよね?」おさるさん「・・・」何も答えない。

そうだよね。喋るわけないよね。でも確かにはっきりと聞こえたんだよなー。  不思議な体験だった。でも何かほっとしたところがあり、少し希望もわいてきた。ご利益があるものだな。日頃の感謝を伝えると、守っていただけるのだと実感しました。

その後、元の会社に頭を下げ、戻ることを許していただけたので、本当に神様に感謝しております。

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