親戚の会ったこともないお嫁さん

夢の中で初めてお会いしました。

長男が歩き始めて間もない頃、主人と大喧嘩になりました。今となっては何が原因だったのかは思い出せないのですが、それほど他愛もない程度のことが発端で、「出て行け!」と言われたので、素直に息子を連れて家を出ました。もう夜も遅い時間でした。

あてもなく駅に着き、あてもなく上り電車に乗り、頼る友人は一人もおらず、実家へ帰るのは気が引けたので、さほど遠くない親戚の大伯母宅へ向かっていました。

いきなり夜中に訪問すると迷惑(そもそも理由が迷惑!)になるから、途中で連絡を入れておきました。こんな時間にどうしたのかと、大伯母姉妹でかってに想像を膨らませていたのだそう。

喧嘩をして出てきた旨を伝え、いろいろ気持ちを聞いて貰いました。嫁いだころから鬱憤はたまっていて、大伯母たちもそれを見抜いていたようでした。息子は眠っていました。そんな頃、早くも実家の親から大伯母宅へ連絡が入りました。主人が義母を通じて実家に通達したようです。母親からは責められましたが、大伯母たちが援護してくれました。

その場は大伯母に宥められ、タクシーで家まで送ってもらいました。主人は仕事に出かけて留守でした。夜中からの仕事なので当然なのですが。涙を流しながら眠った覚えがあります。

翌日は何事もなかったかのように仕事をしました。主人の実家の稼業です。義理の両親も兄妹も心配そうに声をかけてくれました。主人と会ったかどうか記憶にありません。仕事を終えてからお師匠さんのところへ伺いました。

お観音様の先生

お師匠さんから親戚の大伯母宅のお仏壇の事を聞かれました。光が当たらない部屋にあるけれど、いつもお花は飾ってあり、お供物も備えてあると伝えると、

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「どなたかお嫁に出たけれど戻って来ている方はいない?ご成仏できていないみたいよ。お子さんがいるわね。お腹にも赤ちゃんがいたかしら?」

えーっと。お師匠さん、私はその方にあったこともないですし、存在も知りません。大叔母の家の人で知っているのは上の大伯母の旦那さんくらいです。
でも、誰も手を合わせていないのでしたらお気の毒です。私で良ければここでご供養をお願いできますか?

お師匠さんは快くお経を唱えてご供養してくださいました。
するとお嫁さん?が出てきて、
・誰も供養してくれなくて気づいてほしかった
・子供にお乳を上げたくても出なくて辛かった
と、そのようなことをお話しして消えていきました。(見えたわけではないですよ。お師匠さんの口を通してお嫁さんが語ってくれたんですよ)

そうか、気づいてほしくて私たち夫婦に喧嘩させて大伯母の家に連れて行ったのか。ご供養が出来て何よりです。

それからしばらくして不思議な夢を見ました。

お堂のようなところから何段か階段があり、そこに白装束の赤ちゃんがちょこんと後ろ向きに座っていました。赤ちゃんはお座りができるくらいの月齢でしょうか?後頭部にだけ髪の毛が生えているような時代劇に出てくるような赤ちゃんの印象でした。その子を遊ばせているお母さんがいました。後姿だけ少し見えました。
ふと傍にいる人が私に声をかけてきて「あそこに幽霊がいるわよ。」と教えてくれたのです。お師匠さんでした。

えっ?お師匠さんがどうしてここに?幽霊?どこに?

と目まぐるしく考えていると、フッと目の前にその幽霊が現れました。女性でした。赤ちゃんのお母さんでしょうか。そっと手を差し出され握手しました。   あら、幽霊と握手しちゃった。冷たいのかな、と思ったらそうでもなかった。キチンと手の感触がありました。

そのことをお師匠さんに話すと、親戚のお嫁さんが、嬉しくて夢に出て来たのだそうです。良かった。喜んでもらえて。ご供養をすると仏さんが喜んでくれるので何よりです。それに必ずお礼をしてくれます。

そのあとに、お師匠さんも出かけるからと、一緒にタクシーに乗り込みました。その当時はまだ珍しい女性のドライバーさんでした。「○○までお願いします。」と伝えて改めてその方を見ると、夢で会ったお嫁さんによく似ていました。気持ちの中でびっくりしていると、隣のお師匠さんが

「ねえ、お嫁さんに似てない?」

ダブルでびっくりです。お嫁さんがお礼に送ってくれたのですね。ありがとうございます。

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